遊び

遊びの定義

ホモ・ルーデンス (中公文庫)』(ホイジンガ著, 高橋英夫訳, 中央公論社)によると

遊びとは、フィクションである、日常生活の枠外にある、と知りながら、遊ぶ人を全面的に捕え得る自由な活動、いかなる物質的利害も、いかなる効用も持たず、明確に限定された時空の中で完了し、与えられたルールに従って整然と進行し、好んで自己を神秘で取り囲んだり、仮装によって日常世界に対する自己の無縁を強調したりする集団関係を人生の中に出現させる活動である。

遊びとは、一定の時空の限界内で完了し、自由に同意された、しかし、完全に命令的な規則に従い、それ自体のうちに目的を持ち、緊張と喜びの感情、日常生活とは違うという意識を伴う自発的な行動あるいは活動である。

北海ずっくん的遊びの分類

  • ルール型
    • 評価型
      • 勝負型
      • 非勝負型
    • 非評価型
  • 非ルール型

ロジェ・カイヨワ的遊びの分類

遊びと人間 (講談社学術文庫)』(ロジェ・カイヨワ著, 多田道太郎, 塚崎幹夫訳, 講談社)より。

競争、偶然、模擬、眩暈の四つの役割のどれが優勢であるかによって、遊びを四つの主要項目に区分することを提案しようと思う。それに、それぞれ、アゴーン[Agōn―ギリシャ語、競技を意味する]、アレア[Alea―ラテン語、サイコロ、サイコロ遊びを意味する]、ミミクリー[Mimicry―英語、物真似を意味する]、イリンクス[Ilinx―ギリシャ語、渦巻きを意味する]という名称を与えることにしよう。

  • 競争(アゴーン)
  • 偶然(アレア)
  • 模擬(ミミクリー)
  • 眩暈(イリンクス)